 |
 |
|
 |
たくさんの人々が死に、家も畑も全てが焼き尽くされてしまった第二次世界大戦。沖縄の人々の食事に、そして文化にとって欠かせなかった豚もその多くが死んでしまいました。その時、この様子に心を痛めて立ち上がったのが、ハワイに住んでいた沖縄出身の人々。「沖縄を助けよう!」と募金活動を始め、そのお金で550頭もの白豚を買い、はるばる太平洋を越えて、戦後の苦しい生活を送っている沖縄へ届けてくれました。
これをきっかけに、それまで「アグー」と呼ばれる黒い豚を飼っていた沖縄に、白豚が広がることになります。57年前、海の向こうからやってきた豚は、ハワイのウチナーンチュの沖縄への思いがたくさん詰まった豚だったのです。 |
|
|
 |
|
 |