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うちなー移民トーク第2弾 お話② ~「海から豚が押し寄せて」に込めた想い~

10月23日に開催した移民トークのゲストのストーリーを紹介していきます!

第2話。~「海から豚が押し寄せて」に込めた想い~

 

皆さんは沖縄移民に関してお話しする上ではずすことのできない、実際に起きた”ある出来事”をご存じでしょうか。今回は、沖縄と海外に移民した移民したウチナーンチュとの絆の象徴とも言えるその出来事を幼少期に目にし、歌に乗せて継承する又吉さんからお話を伺いました。

又吉さん

 

第ニ次世界大戦後の沖縄県はひどく荒廃し、食糧難で耐え難い状況でした。そんな沖縄の現状を知ったハワイの沖縄出身の日系人は募金で集めたお金で購入した豚550頭を医薬品や勉強用具、その他生活雑貨と共に沖縄へ送り、戦後の沖縄を支えました。この話は、沖縄と世界のウチナーンチュとの絆を表す象徴的な出来事として今なお語り継がれています。

 

550頭の豚が沖縄・うるま市勝連のホワイトビーチに到着したその当時、近くに住む又吉さんは大人たちが歓喜する様子を目の当たりにし、その当時の思いを歌にしました。又吉さんはなぜ楽曲を作成したのか、また楽曲を作成する際に苦労したことや想いなどをインタビュー形式で伺いました。また、作曲をされた金城さん、歌を担当されたえつこさんにもお話を伺いました。

 

Q.1  このエピソードをなぜ楽曲にしようと思ったのでしょうか?

又吉さん

元ウチナーンチュの兵隊が550頭もの豚を連れて、機雷や台風を潜り抜けて沖縄に届けたという話を、盆踊り調の楽曲にしたら広めることができるだろうと思ったからです。お祭りごとなどでこの曲を踊っていただけたら、それだけ多くの人に伝えることができると考えました。

 

Q.2  又吉さんから作曲のお話が来た時、金城さんはどのようなお気持ちでしたか?

金城さん

私の母親が那覇公設市場で肉屋をしていましたので、時々とさつ場に行って手伝いをしていました。その頃に又吉さんから作曲の依頼を受けました。過去にこどもの国でコンサートをさせていただいた恩もありましたので引き受けました。作曲には3日ほどかかりました。特に難しかったのが音入れでした。

 

Q.3 えつこさんは今回実際に歌ってみて、曲の印象などはいかがでしたか?

まず”難しい”という印象でした。「素直に歌ってもらえればいい」とは言われていたのですが、譜面通り音に歌を乗せるのはとても厳しかったです。

 

Q.4  今回改めてハワイから豚が送られてきたエピソードを振り返って感じることはありますか?

豚をハワイから送ってもらえなかったら、自分たちはお肉を食べられなかったんだな、とすごく感謝しています。

 

インタビューに関する参加者からの感想

・ハワイから豚を送ってもらった話は初めて聞いた

・豚を送ってくれた方々も経済状況は楽ではなかったはず

・豚が沖縄に着いた後の話しか知らなかったので、その過程の話に感動した

・この話を伝えるべきだという使命感が湧いた

 

又吉さんは最後に、「みんなで一致団結してやる行動はいいものだと思う。地域の祭りごとにも多くの人に参加していただいて、より多くの人にこの話を聞いてもらいたい」と語られていました。

沖縄と世界のウチナーンチュとの絆、その象徴と言えるこのお話とそれを音楽に乗せた楽曲「海から豚が押し寄せて」。ウチナーンチュとしてこれからも大切にしていきたいものですね。

 

次回は、「石垣島の郷土料理から見える台湾との繋がり☞石垣から生中継!

をお送りいたします!  お楽しみに~~~!